あるアパレルメーカーの面接に行った際の体験談です。
そのアパレルメーカーも他社と同じようにまず筆記試験と性格診断のような試験が、まず最初にあり、それに合格した人が次の集団面接に進めるという形でした。
幸い私は1次の選考を合格し、次の集団面接に進みました。その集団面接が他社とは少し異なり、ユニークなものでした。
まず参加者は4人グループに分けられ、四角のテーブルに受験者がテーブルを囲むように座ります。そのテーブルにはあらかじめ面接官の方が用意した服がいくつか置かれていてます。そして1人が店員役、他の3人はお客さんとしての役割が与えられ、それを順番に回しながらコーディネートを提案するというものでした。
そこには女性向けと男性向けが混じっており、男性に男性向けのコーディネートを提案しても良いし、女性に男性向けのコーディネートを提案しても良いという形です。
楽しく模擬販売!
模擬販売というような形でロールプレイングをしているのを、数人の面接官の人が周りながら見ていく形で面接が進められました。初めての面接スタイルだったので、戸惑っている人もたくさんいましたが、全体として楽しく面接が受けられたので、良い方法だと思いました。
就職後はまず店舗に入って店員として働き、数年で店長を目指し、店長としてある程度経験を積んだ後に本社で勤務するというのが基本ルートということだったので、まず店員としての資質をそこで見極めようとしているのだと思います。
大学時代の就職活動として何十社と面接を受けてきましたが、普通のグループディスカッションのような形式は多くの会社で行われていましたが、この会社のようにロールプレイング形式で面接を行う企業は私の受けた中ではこの会社だけでした。
当日までに面接内容を通知されているわけではありませんし、もちろん戸惑いもありましたが、とても楽しい面接でした。
面接の結果としては内定をいただきました。最終的には他の業界に就職することになりましたが、とても良い会社だと思ったことを覚えています。