SPIはSynthetic Personality Inventoryの略で日本語に翻訳すると「総合適正検査」となり、主に「性格」と「基礎能力」を計ることができる就活生には身近な就職試験です。
企業の採用活動の際に適正を見極めるために多くの企業で導入されて、今では就職活動の定番となっています。
そんなSPIですがSPI・SPI2・SPI3と複数のバージョンが存在します。
と、どれを対策すればよいか迷っていたり、不安に思っている方のために今回は「SPI・SPI2・SPI3」の違いを徹底解説いたします。
※SPIとはそもそも何?という方はこちらをご覧ください。
SPIそれぞれの違い
SPIは1973年に初期版であるSPI(SPI1)が開発され、改良が加えられてSPI2となり、さらに進化したのがSPI3となります。
つまり2017年現在の「SPI」は「SPI3」に当たるわけです。
年表と変更内容をまとめますと
開始時期 | バージョンアップ内容 | |
---|---|---|
SPI | 1973年~ | - |
SPI2 | 2005年~ |
などの追加 |
SPI3 | 2013年~ |
|
となります。
初期のSPIでは「マークシート形式」での出題が多かったのですが、SPI2からは問題の傾向が変わり出題範囲が大きく広がりました。
※SPI2になってからは自宅やテストセンターのパソコンからも受験できるようになり、就活生にとっても企業にとっても効率の良い就職活動・採用活動ができるようになった点はSPIがこれだけ普及したきっかけでもあります。
SPI3対策をしよう!
少し前までSPI2が主流でしたが、2012年にSPI3が登場してからはSPI3が主流です。
上述したとおりSPI3は初代SPIが進化していったもので、検査の精度と内容はSPI3 > SPI2 > SPIとなります。
そのため2017年現在、企業の選考にSPI(適正検査)と記載されていた場合はSPI3の対策を行っておけば間違いありません。
SPIの今後
SPIは今では多くの企業が導入しているため、SPIの対策本や関連書籍も多数出版されています。
対策されたのではSPIの本来の目的である「性格」「基礎能力」を正確に把握することができません。
そのため年々改良され「適正検査」としての精度が増していくわけです。
今後SPI4・SPI5と出てくることが想定されます。
SPI対策は無意味!?
就活生であれば必ずSPI対策しなければいけないと思ってしまいがちですが、SPIでは難しい問題が出題されるわけではなく「性格」と「基礎能力(思考力・理解力)」が問われます。
開発したリクルートマネジメントソリューションズでも「SPIは対策しようとしまいと大きな差は生まれない」と明言してるためSPI対策は意味がありません。
能力検査では対策本による準備を行ったグループと、何も準備をしていないグループの両方に受検してもらったところ、両者の結果に有意な差が認められないことが確認されています。 また、性格検査では問題作成時に「自分をよく見せようとして偽った回答をさせたグループ」と「偽らずに回答させたグループ」の得点差をチェックし、得点差の少ない問題を採用することで、偽った回答の影響を抑えています。
参照元:SPI3の品質とよくある誤解
と言いたいところですが、SPIに慣れる事は重要です。
対策自体は無意味かもしれませんが「何が出題されるかある程度知っている状態」と「まったく知らない状態」では負担がまったく異なります。
何日もかけて対策する必要はないと思いますが、本1冊を読んでみる程度の対策はしておいたほうが良いと思います。
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SPI・SPI2・SPI3の違いまとめ
SPIは1972年に登場してからSPI → SPI2 → SPI3と時代に合わせてバージョンアップし精度が増していきます。
2017年現在の「SPI試験」は「SPI3」にあたるため、SPI3の対策をしておけば問題ありません。
SPI対策自体はあまり意味がないとされていますが、出題される問題の傾向を知っておくだけでも就職活動が有利に進めますので、参考書や無料のSPI対策資料を活用することをお薦めします。
今後のSPIのバージョンアップにも注目です!
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