20代の時に製造業を希望し転職活動をしていました。まずはハローワークで職探しをして、ひとつの企業に履歴書をもって面接を受けにいきました。面接は、面接官2人(取締役・製造係長)でしたが少し変わった質問をされました。
取締役の方が、私に、
「鉛筆より重たいものを、持ったことがあるの?」
と質問してきました。かなり変わった質問でした。
私は、170cmで53Kgで痩せていますから、皮肉なのか嫌味なのか・・この面接官は私に対して、喧嘩を売っているのかなあと怒りを覚えてしまいました。また、その後も私に対し痛烈な批判もしてきました。
当時は氷河期で就職難でしたから、求人倍率が低くて、就職できない社会情勢でしたから、企業側も採用が厳しくて、痛烈な批判をすることは今ではわかる気がします。
面接結果。
面接の結果は不採用でした。馬鹿にされたような気持ちになったこの面接ですが、よかったことは、会社の上層部の態度でその企業がわかるということに気づけたことです。
実はこの企業は私が面接を受けた以降に業績が悪化していました。この面接では取締役にさんざん言われましたが、いくらまだ応募者という立場でも、人の扱い方が下手だと企業自体が今後、淘汰されてしまい停滞にむかうとわかりました。
面接官の対応が悪かったのは社会情勢や私の能力も確かにあると思いますが・・面接を受けた際、その面接官が上層部の人間の場合はその企業の全体を見るつもりで対話するといいのではないかと感じました。