せっかく就職した会社をスグにやめてしまった。
短期間で複数の会社をやめてしまった。
という話は良く聞く話で決して珍しい話ではありません。
大学だと就職活動解禁日が決まっており、企業は優秀な人材を採用しようと、そして学生は少しでも良い企業に入ろうと面接対策・SPI対策などを行って勝ち残った先に内定があります。
しかしそんな涙ぐましい苦労をして入社した会社を3年以離職してやめてしまうというのには何か理由があるはずですよね。
今も昔も変わらない新卒社員が3年以内辞めてしまう理由を統計データを用いて解説していきます。
2016年の3年以内離職率は31.9%
2016年の10月に厚生労働省が新しく働き出した学生を対象とした離職率を発表しました。
その結果3年以内の離職率は31.9%
この割合は高いように見るか、低いように見るかは個人差があると思います。
実は離職率というのは過去30年を遡って30%前後を推移しているため、
- 平成生まれは・・
- これだから最近のヤツは・・
といったど根性論は完全に意味を成しません。
なぜ3年で退職するのか。その理由は・・
3年以内に離職した人に仕事を辞める理由をアンケート形式でヒアリングしたデータがあります。
※下に行けばいくほど勤めた年数が少なくなっていきます。
3年目未満を見てみると辞めた傾向が大きく
- 賃金が合わない
- 労働環境
- 人間関係
- 自分にあっていない
に集中して意見が集まっていることが見て取れます。
賃金が合わない
賃金が合わないというのは少ないということです。
今勤めている会社では給与が上がらない・・という不満が2年目3年目に判断できるようになり退職を検討したり、そもそもの業務量と給与が見合っていないなどの問題も出てきます。
労働環境
労働環境というと残業が多い・休日出勤が多いなど拘束時間が長いなどの理由が主な理由になります。
人間関係
仕事をしてもなくならないのが人間関係。
苦手な人話したくもない人でも仕事だから、絶対に関わらなければいけない・・
とう経験をされた方も多いのではないでしょうか。
1ヶ月も未満で退職した人が人間関係が原因と回答している件数も非常に多いですね。
きっと根本的な考え方や生理的に無理といった人がいたことが想定されます。
人間関係も退職理由の大きな要因ですね。
自分にあっていない
就職したはいいものの「この仕事は自分には向いていない」と辞める人も多いようです。
データの一番下、1ヶ月未満で辞めた人が多く回答しているようです。
10年以上勤めている人も「自分にはあっていない」と答えているようですが、誰かに強制されていたのでしょうか・・・
すべてはミスマッチ
3年以内に退職してしまう人の多くは理由は異なれど、そもそものミスマッチが理由と考えられます。
企業も「人がいないからとりあえず採用しよう・・」
求職者も「とりあえず内定出たところに・・就職しよう!」
といった考えがミスマッチを生み出します。
ミスマッチは防げる
ミスマッチは自分が何がしたくて、将来的に何を目指すのか分かっていれば防げる問題です。
第二新卒は企業にとっては採用ニーズが非常に高いですが、転職してもまたすぐに辞めてしまっては結局は転職を繰り返すだけですので、
- 自分が将来何をしたいのか
- どのような業界で働きたいのか
- どのようなキャリアを志望するのか
を明確にしておく必要があります。
そのためには必ず自己分析が必要です。
自己分析を時間を割いて行うだけで今後の仕事選びや転職活動など、人生における貴重な時間を削減することができます。
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まとめ
3年以内の離職率は過去30年遡ってみても約30%前後が平均となり、最近になって増えてきているわけではありません。
退職する理由としては
- 賃金の問題
- 人間関係
- 労働環境
が多いですが、すべては就職する上で自分が将来的に何がしたいか、どのようの業界で働きたいか、などの自己分析がしっかり出来ていないことが原因です。
3年以内に退職を検討している方は今後自分が何をしていきたいかなどを明確にした上で、転職に望むことをお勧めします!