現在セキュリティ関連の職種へ転職しましたが、転職した際の面接についてのお話です。
私は前職で消防設備関連の技術士として勤めていました。以前より興味のあったセキュリティ関連の企業に転職しようと、在職中に転職活動を行い、現職企業へ応募しました。運良くすんなりと書類選考を通過し、各書類を送付した二日後には面接に挑みました。
当日の面接
面接は社長と総務部長の二名、およそ45分間位の時間を要したと記憶しています。面接官の二名のオーラが凄まじく、事前に予習していた受け答えは、頭の中から飛んでしまいました。威圧的、高圧的な態度ではなく、ある程度大きな企業のトップの方々は、独特の雰囲気を醸し出しています。
面接では様々な質問がありました。
- 家族構成
- 先月の給与
- 勤務地の希望
- 所持資格について
- 志望の動機
- 借金の有無
- 入社後の目標
- etc
ここまでは極々一般的な企業の面接質問であったと感じます。こういった質問は、受ける側も非常に答えやすく、特に焦りを感じる事もなく、ハキハキと答える事が出来ました。
上記の質問を答え終えた後、急に部長が立ち上がり、「ここからは社長との二者面談の形になります。」と退室しました。社長からは「面接というより世間話に近いおしゃべりの時間だから緊張しないように」との事でした。
この時は私自身とても緊張しており、全身汗だくになっていました。
ところが、いざ話し始まると、とても意外な質問ばかりでした。
社長からの意外な質問
- 車の車種、なぜその車種を選んだか
- 庭が雑草だらけ、君ならどのように対処するか
- 既婚のようだが、奥さんを選んだ理由は
- 奥さんから自分はどのように愛されているか
と、結果的には和やかな雰囲気の中での雑談でした。
しかし、一番最後の質問で、社長の顔は真剣モードになりました。
「昇給や賞与が今現在はあるが、業績不振で無くなった場合、君なら私になんと言うか」
私はある回答をしましたが、それは内緒にしておきたいと思います。
このように、中にはシビアな質問もありますが、和やかにお話し出来る時間もありました。
今振り返れば、面接というのは、入社希望者の取り繕っている部分を排除し、その人物の本質を見極める場なのだと気付きます。そこを理解していれば、変に緊張し、良いように答える事よりも、はっきりと自分を表現する方が、相手にも伝わりやすいのだと感じます。
質問に嘘偽りなく回答する大切さ
体験者の方の回答もものすごく気になりますが、自分だったらなんと答えるだろうかと考えさせられます。
本音を言うのか、それとも表面的な模範解答をするのか・・
ちなみにですが、転職は自分を偽って入社すると後悔するケースが多く、企業にとっても求職者にとってもメリットはありません。
こうした核心に迫るような質問には素直に誠実に回答することをお薦めします。
セキュリティ会社に転職するにあたり、主にリクナビNEXTで転職活動を行いました。
大企業や安定企業が多く、在職中から時間をかけて転職活動を始め、スカウトメールや新着求人などを毎日チェックして今の企業にたどり着きました。