当時、私は転職活動中でした。
前職は会計事務所で会計士を目指しながら事務の仕事をしていたので、転職の際は業種を問わず、職種が事務であることにこだわって転職活動をしていました。
そんな中で受けたIT系の会社で圧迫面接と感じる面接がありました。社長がもともと技術者で、そこから起業して少しづつ大きくなってきたという、まさに「ベンチャー企業」という印象の会社でした。
書類選考の後、一次面接がありました。一次面接は女性の事務員さんが面接官で、面接で問われるような一般的な質問をされただけでした。
女性の事務員さんは落ち着いた印象の方で、こちらも落ち着いて面接に臨むことが出来ました。
その後、転職サイト経由で二次面接の連絡がきました。
二次面接
二次面接は社長との面接で、二次面接で採用になる人もいれば、三次面接を設け判断するケースもあるとのことでした。
いざ二次面接。
入室すると社長がパソコンに向かって何かを入力しながら「おかけください」と言いました。
私が席に座っても、履歴書等も目の前に座ってる私の顔も見ずにパソコンをカタカタさせていました。
質問に答えている間も、社長はパソコンから目を離すことはなく、私は「ずいぶん失礼な人だな」と感じました。
ようやく私の履歴書や職務経歴書をを見たかと思えば、「採用したら、すぐに決算資料の作成をお願いするけど、大丈夫?」と聞かれました。
税務署に提出する決算書類は様式が会社ごとに異なるので、いきなりそんなことを言われても「絶対大丈夫」と答える自信はありませんでした。
「大丈夫だと思います」と答えたところ、
「え、出来るの?出来ないの?どっち?」
とかなり強めに聞かれました。そこで正直に「第何様式を使用した申告書を作成しているのか教えていただきたい」と答えると同時に、私が今まで会計事務所で経験した様式の種類について説明しました。
すると、私の説明を途中でさえぎって
「入社してから過去の決算書見ればわかることじゃん。それに、会計士と相談しながらやってもらうんだから、この場ではとりあえず、出来ます、って一言答えれば済むことなんじゃねえの!?」
と声を荒げて言われました。面接中に怒声を聞くとは思っても見ませんでした・・
私は「自信を持ってお答えできないことは、この場では答えることはできません」と最後まで明言しませんでした。
結局は辞退して他のベンチャーへ
その後、逆質問の時間をいただきましたが、その時点で私にとって聞きたいことはなかったので、早々に失礼しました。そのIT系の会社面接の3時間後、別のベンチャー企業の最終面接があり、そちらの会社でその場で内定をいただきました。
自宅に帰った時、転職サイト経由で三次面接の案内が届いていましたが、人の顔も見ずに面接をして、しまいには怒声をあげる・・あんな失礼な社長に二度と会いたくないと思ったのでIT系の会社はお断りしました。
ベンチャー企業の就職・転職は慎重に・・
体験者のような社長がワンマンでカッとなりやすい面接の体験はごくまれだと思います。圧迫面接の意図も合ったかもしれませんが不愉快な気持ちになってしまいますね。
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