スーパーの就職面接を受けたときの話です。
そのスーパーの大元は地元ではかなり大手の企業で、知らない人間はいないという企業でした。その会社に入れば地元では安心と言われるほどで、私も大学生のとき、まずはそこを第一希望として受けました。
しかしその会社は縁故採用を重視していて、何らかの繋がりがないと採用されないとされています。
残念ながら私には近親者にスーパーで働いている人がおらず、無理矢理に近所の年上のお兄さんに知り合いになって頂き、面接に望みました。
面接に行ってまず聞かれたことは、やはり「だれか近親者がスーパーか、スーパー関係で働いているか?」を尋ねられました。
そして無理やり繋がりを持ってもらった近所のお兄さんの名前を告げると、かなりの時間を待たされました。どうやらお兄さんの経歴を調べてきたようでした。そしてなぜかその方の今までの働きを教えられ、そして今後の行く末(今の働きによる成果)などを教えられました。
縁故者の人間性を探る質問ばかり。
なぜお兄さんの仕事ぶりや今後の成果を話すのか、まったく意図は分かりませんでしたが、面接を進めていくうちになんなとなく分かってきました。
これは私の面接ではなく、そのスーパーで働いている方の人間性を探る要素がかなり含まれていたのです。
実際に私の質問よりもその方の質問をたくさんされました。
- 普段はどんな感じの方か?
- どんな遊びをしているか?
- 家族関係はどうか
など。
かなり異質な企業だと感じました。
面接を利用して、その企業で働いている社員を判断しようとしているのですから。
少し嫌な気もして、初めは真面目に答えていましたが、途中からは少しなげやりに、その人のいいことしか言いませんでした。私が下手なことを言ってその方が社内で不利になっては申し訳ないですから・・
異質な選考に嫌気が差し選考を辞退
一次面接はほぼそんな内容で終わり、どこを評価されたのか、私は二次面接に呼ばれました。
でもどこか魔女狩りのような面接に嫌気がさした私は二次面接を断りました。
すると私が二次面接を辞退したことに対して、お兄さんに企業からお咎めがあったようです。
何をしても迷惑をかけてしまいましたが、今時縁故採用して、紹介者の人間性を探るような危険な会社があるんだなって思いました。
とても嫌な感じがした就職面接の体験でした。
縁故採用の会社は意外と多い!
特に地方では縁故採用を取り入れている企業も多く、皆さんも一度は「AがBの知り合いの会社を紹介してもらったらしいよ!」といった話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
民間企業だけでなく、公務員にも縁故採用はあるとの噂もあります。
縁故採用だと自分以外のことにも気を使わなければいけないため、働いてもストレスの溜まることが多そうですし、プライベートの噂も一瞬で広まるリスクがあります。
こちらの会社の選考方法は確かに異質な印象を受けますね。お咎めまであるなんて・・・
お兄さんには迷惑が掛かったようですが、個人的には辞退してよかったのではないかと思ってしまいます。
体験者様のおすすめ!
結局スーパーを辞退し、中堅の専門商社に内定をもらいました。
就活するにあたり、自己分析やエントリーシートをたくさん書いたのですが、一番効率が良いと感じたのでは友達に見せてもらうということでした。
実際に内定した友達に書き方を見せてもらっていたのですが、最終的にはこれを使えといわれ「キャリアパーク」を薦められました。
商社はもちろん、上場企業内定者のエントリーシートがみれたため、真似して作成したものを就職活動に利用していました。
100事例あり、どれも書き方がさすがでしたね。就活生にはお薦めできます。