私が新卒時代の就職活動時のエピソード。
私は大学時代、映像を作るサークルに所属しており、映像編集が得意でした。周りが就職活動を始めたときも、私はなんの危機感もなく映像製作に取り組み、周囲が内定をGETしてもなお就職活動をはじめませんでした。
大学4年の1月。卒業まで時間がなく、のんきな私でも
「あれ?ヤバくない?」
と思ってきました。
どこに就職したいか、まったく考えたこともなく業界研究、自己分析もまったくしていない状態。ただわたしは「映像が好き!」という気持ち一本で就職活動をしてみようと思いました。映像製作の業界の求人情報をあさり、片っ端から応募。
面接に進むことはできたものの現実はそんなに甘くなく、活動時期も遅い、業界分析・自己分析もしていない自分を採用してくれるところなどありませんでした。
「甘かった・・」
とんでもない後悔が襲ってきて、同時に人生オワタと思いました。ただあと1社だけ面接が残っていました。
全力で行こう・・本気でそう思いました。面接当日、いつも以上に気合を入れ、受け答えもばっちり!手ごたえもあり期待ができました。
後日選考結果がきました。
不採用
おわった。が、まだあきらめるわけにはいきませんでした。私は最後の会社に思い切って手紙を書きました。うる覚えですが以下のような内容だったと思います。
手紙の内容
「先日はお時間いただきましてありがとうございました。今回、不採用とのご連絡をいただき大変残念に思っております。私は貴社の選考を受けさせていただくにあたり、至らぬ点も多くあったかと存じます。ただ、私は映像が好きで大学時代も就職活動がおろそかになるほど映像製作に取り組んでおりました。その気持ちを活かし貴社の力になりたいと思っております。迷惑承知で重々承知しておりますが、もう一度チャンスをいただけないでしょうか。」
上記のような手紙だったと思います。正直、期待はあまりしていませんでしたが、後日連絡がきました。
「もう一度面接にきてください。」
改めて会社へ・・そして
後日改めて、面接に行くと社長が対応してくれました。笑いながら
「4月1日からきてくれる?」
と言ってくれました。その場で泣きそうになりました。
手紙の効果と諦めないというのはこういうことであると知った
非常にいい経験だったと思います。