就職活動で選考を受けたIT系ベンチャー企業は、当時名前が一般にも浸透しつつあったとても調子の良い企業でした。
この企業の面接内容は、就職活動生同士でグループミーティングをしたり、ゲームをしたり、ディスカッションをしたり……と、実にベンチャーらしい「変わった」内容でした。
しかし、変わっていたのはそれだけではありませんでした。
まさかの辞める宣言をする面接官
ディスカッション面接の担当になった社員が、開口一発「俺、この会社、あと数年で辞めるつもりなんだけど~」と、自分の夢を語りだしたのには本当に驚きました。
曰く、ボランティア活動で海外に行きたい、そうして人の役に立ちたいという熱い夢があり、この企業はそのための踏み台でしかないとのことでした。
隣にいた別の社員も同様で「俺もこの会社を辞めて、将来は海外でビッグなことを成し遂げたい」と、自己紹介代わりに自分の野心を語り始めました。
挙句、自分達は特別だ、優れた優秀な人材だ、ということを暗に自慢し始めて、語れば語るほど悦に浸っているような状況でした。
そもそも、これから会社に入社するかもしれない就職活動生の前で、堂々と辞める宣言って……。
それに、この会社は踏み台でしか無い、なんて平気で言える(言わせる)会社って、正直、どうなんだろう?? と不信感でいっぱいになりました。
グループディスカッションも態度が悪く・・
しかもディスカッションが始まると、二人は参加者である就職活動生の意見を聞くたび、いちいち鼻先で笑い飛ばし、小馬鹿にする始末。
聞く態度も高校にいる不良のような態度で、仮に圧迫面接の一種だったとしても、失礼にもほどがあると感じました。
あまりの状況に、面接の途中で、時間の無駄だし早く帰りたい、仮に次のステップに進めたとしても絶対に断ろうと心に誓っていました。
選考結果不採用でしたが、逆にそれで良かったと思っています。
面接を通して企業のことが嫌いになったのはそれが初めてでした。
この一件があってからというもの、この企業の商品はなるべく買わないようにしています。
調子の良いベンチャーにいそうな面接官
夢を語ることはいいとしても、「これから先一緒に会社を大きくしていこう!」など、会社にまつわることであれば問題ないですが、「数年で辞める予定で~」というのはそもそも面接官失格ですね。
その企業そのものが嫌いになるということは相当態度が悪く、稚拙な面接官だったと予想されます。
勢いがあるベンチャー企業を受けようとされている方は、こうしたケースもあるので十分に注意してください!
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