銀行の採用試験は素直に包み隠さず

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今から15年前でしょうか。

私は出身地にある、地方銀行に就職活動をしました。私は東京の大学にいましたが、初回の筆記試験を含めたセミナーは大阪で開催で、選考の内容は一般常識的なものでした。

その試験をパスし、二次面接、集団面接を経て、最終面接の3回の面接がありました。なお、二次面接からは、片道の交通費が支給されます。二次面接は入れ替え立ち替りで4人の面接官と話をしました。

話の内容は志望動機や、大学時代に取り組んだ内容などでしたが、4人とも話の観点が異なりましたので、色々な表現での回答を求められる面接だったと感じています。面接官一人当たりの時間は20から30分でしたので、正味2時間という長丁場でした。

3次試験の集団面接

3次試験は集団面接です。これは各グループ6人、面接官3人で自己紹介から始まりましたが、最後の質問は変わったものでした。内容は、「自分が上司で、部下が他部署との調整で困っている際に、上司としてやるべきことは何か?」という、リーダー論的な内容でした。

私は質問にある、部下が困っている内容が見えませんでしたので、場合分けをして答えました。例えば人間関係で困っているのか、銀行ですので融資の査定等の合議がとれないから困っているのか、など状況によって関わる方法も異なりますので、それらを踏まえた回答をしました。

他の学生とは異なる回答をしてしまいましたので、合格は厳しいだろうと思っていました。

しかしながら、最終面接にお声がかかり、最後は30分の面接でした。面接官は2人です。面接の結果は合格し、内定を受けました。相対的にみて、よく言われる圧迫面接もなく、言われたことに対して「素直に包み隠さず答えた」と言うのが勝因だと思います。

一般常識といった筆記試験は日頃から新聞を読んだりしていれば問題ない内容でしたが、私は国語が苦手でしたので、就職試験対策にある、国語や文章問題には力をいれました。あとは、元気よく、明るく答える、挨拶も丁寧にする、と言う常識的なことがきちんとできるかがポイントであると思います。





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