就職活動中、地元にある運送会社の選考を受けた時のことです。
私が今まで経験してきた面接は、正面に面接官が並んでいて質疑応答する一般的なものばかりでしたが、その運送会社は正面に面接官数名、私の真後ろに一人採用担当者が座って観察するというスタイルでした。
集団面接が苦手だった私は、個別面接だったことには安堵しましたが、その面接スタイルに少し面食らったのを覚えています。
ただでさえ慣れない面接のスタイルに加え、面接官は威圧的な態度で志望動機や自己PR、アメリカ大統領選の当選者予想などを聞いてきました。いわゆる圧迫面接の一つだったと思います。
ただ面接官も慣れていなかったのか、私の名前を間違える(そして間違いに気づかない)、ペンを持っている手は離れている私の位置からもわかるほど震えていました。
そんな面接官を目の当たりにし、「緊張しているのは私だけじゃない!」と気づくことができ、緊張がほぐれるとともに、「あえて圧迫面接をされている」と思うことでリラックスして面接に臨むことができました。
動物に例えると?植物に例えると?
そんな印象的な面接で印象に残っている質問が2つあります。1つめは、「あなたを動物に例えると何になりますか。またその理由を教えてください。」そんな質問が来ました。
私は、とっさに「たぬきです。理由は、動物占いでたぬきだったからです。」と答えました。
2つめは、「あなたを植物に例えると何になりますか。またその理由を教えてください。」というものでした。
私は、「なずなです。なずなは、手を加えると音が鳴るようになるからです。」と答えると、面接官は苦笑いしていたように思います。
失敗をした回答
面接の時は頭が真っ白になっていたので、あまり深く考えず答えてしまいましたが、終わってから面接ノートを書きながら振り返ると、失敗したと思いました。
たとえ動物占いで「たぬき」だったからといっても、あまり良いイメージのある動物でなかったからですし、面接の回答としてはまったく的外れですし、自分の考えが含まれていない。
また、「なずな」と答えた理由が「私は手を加えてもらわないと働く(成長する)ことができません」と、答えているようなものだと気が付いたからです。面接官の苦笑いの意味が分かった気がしました。
そんな反省点のある面接でしたが、後日その運送会社の事務所に呼ばれ「面接は合格です。」という言葉をいただきました。結局、その運送会社の内定をもらえましたが、そこで働くことはありませんでした。
就職活動が終了し、数年が経ちますが未だに覚えている、印象的な面接でした。
面接する側の気持ち
面接官だって人ですし、慣れない圧迫面接だと申し訳ない気持ちになってくる面接官もいるようです。
そのことに気づいて面接に冷静に望めたこと。そして合格をもらえたことは非常に素晴らしいですね。
面接後は終わったことに安心してしまい、「振返り・反省」をする人は少ないのですが、変わった質問に対して反省が出来ていることもGOODです!就職活動をする上では必要なことですね!
「ものや動物・植物に例えると?」の対策方法はこちらを参考にしてください。
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