非公開求人ってよく耳にしますよね。いまやどこの転職サイトや転職エージェントでも「非公開求人多数」を売りに求職者の会員登録を促しています。
非公開求人と聞くと大企業・上場企業など、優良企業で高待遇のイメージがありますが、実際のはどういったものなのでしょうか。
今回はみんな気になる非公開求人の基本から利用するメリット・デメリットまでを解説していきます。
非公開求人とは
非公開求人とは文字通り、会員登録しなければ見れない求人で、大きく分けると2種類あります。
1.一部非公開(プライベートDM)
通常、就職・転職サイトの多くは、会員登録しなくても求人情報が閲覧できるようになっています。大手求人サイト「リクナビNEXT」でも会員登録する前に求人情報を見ることができます。
会員登録しなければ応募や履歴書・エントリーシートの登録こそできませんが、求人情報は問題なく閲覧できますし、地域ごと業種ごとの絞込み機能もしっかりと利用することができます。
こういったリクナビNEXTをはじめとした転職サイトの場合、会員登録しなければ非公開求人を見折れない・もしくは非公開の企業からスカウトメールやダイレクトメール(DM)が届かないようになっています。
2.完全非公開
完全非公開は転職エージェントに多く、登録しなければ企業の情報がまったく見れない状態を指します。この点は転職サイトとの大きな違いと言っていいでしょう。
※転職サイトでも「ビズリーチ」は会員登録しなければ求人情報が閲覧できないようになっています。
公式サイト:会員制求人サイト『BIZREACH(ビズリーチ)』
転職エージェントは公開している情報はごくごく一部ですのでほぼ完全非公開と言ってよいでしょう。
非公開求人を利用するメリット
さて・・非公開求人がどういったもので、なぜ企業が利用するのか分かっていただけたと思いますが、求職者にとってのメリット・デメリットはどのようなものなのでしょうか。
メリット①選択肢が大きく広がる!
非公開求人を取り扱う転職エージェントはたくさんあり、そのほとんどを非公開としている転職エージェントも少なくありません。
DODA(デューダ)を例に挙げてみてみましょう!
DODA(デューダ)求人数 | |
公開求人 | 37,024件 |
非公開求人 | 129,345件 |
転職エージェントに登録するかしないで選べる求人数がまったく異なります。登録しないと約30,000件、登録すると全部あわせて15万件以上の求人の中から選べます。
メリット②人気企業の求人が多い!
非公開求人は大手上場企業や人気のベンチャーなど人気のある会社が多く利用しています。その理由として人気のある企業は応募が殺到するため、ほとんど表立って求人を公開していません。
※もちろん優良中小企業もたくさんあります。
メリット③年収や待遇が良い求人が多い!
人気企業の求人が多いことに関連しますが、非公開求人は年収や待遇がよい求人が多いです。年収1,000万円はもちろん2000万円以上の求人を取り扱っているエージェントもたくさんあります。
非公開求人のデメリット
非公開求人はメリットのほうが多いですが、デメリットもありますので代表的なものをご紹介いたします。
デメリット①採用人数が少ない
非公開求人は採用人数が少なく、すぐに締め切られるケースがほとんどです。非公開とはいえ転職エージェントがカウンセリングした上で企業と求職者のマッチングを行うため、比較的早く決定してしまう場合があります。
この求人いいなと思ったときにはもう遅い・・
なんてこともあります。非公開求人を見るときはとにかく自分の希望に合った情報をたくさん見ることが重要です。
大量募集したい場合であれば企業は公開求人で募集します。非公開求人で「これだ!」という企業があれば躊躇せずに応募してみましょう!
デメリット②条件つきの場合がある
応募条件付の求人例
- 課長以上
- 年収600万円以上
- ○○経験者
- ○○のスキルをお持ちの方など
上記のように職務経歴やスキル・能力などの条件が揃わないと応募できない場合があります。応募条件付の求人は誰でも見れる求人情報ではあまり見られないですよね。
非公開は情報の質、待遇が良い反面、応募できる人材を絞り込んでいる場合があり、応募したくてもできない場合があるので注意が必要です。
企業が非公開にする2つの理由!
非公開求人がどういったものか、利用するメリット・デメリットはイメージしていただけたかと思いますが、そもそも企業が求人を非公開にする理由とはなんなのでしょうか。
企業が非公開にする理由は大きく分けると2つあります。
1.応募者の人数に制限をかける
まず一つ目に考えられるのが、応募者の人数に制限をかけることができる点です。
大手企業・上場企業などの人気企業は募集を出すと応募が殺到します。そのため人事(採用)担当者の負担が大きくなり、採用に関する人的コストが非常に高くなります。
履歴書やエントリーシートの数も膨大となるため、時間も人も大量にコストとして掛かってくるわけです。そのため、非公開とすることで応募者を減らすことができ、さらに転職サイトのスカウト機能などを利用することで効率よく自社に合った人材を募集することができます。
2.求人募集を知られたくないため
非公開で求人をだす企業の中には、秘密裏に採用活動を行いたいがために非公開としている企業も多数あります。
わかりやすく言うとA社の部長Bさんが退職することが決定していた場合、「部長募集」と表立って求人を出して採用活動すると
など社内でいらぬ混乱を招く可能性があります。
さらに新規事業の立ち上げなど水面下で進めたいプロジェクトの求人なども非公開求人で募集します。
非公開求人を見るならどこが良い!?
非公開求人のすべてを分かってもらえたと思いますが、非公開求人を取り扱うエージェントは山ほどあります。
結局どこがいいのか悩んでしまう人のために非公開求人を多く取り扱っているエージェントを3つ厳選して紹介します。
1.DODA(デューダ)
公式サイト | DODA(デューダ) |
非公開求人 | 約130,000件 |
対象エリア | 全国 |
とにかく非公開求人の多い「DODA(デューダ)」。非公開求人数で言えば日本一です。転職満足度も高く、多くの方に選ばれています。まずは登録必須でしょう!
未経験OKの非公開求人もたくさんあるのでみんなに選ばれているのだ!
2.リクルートエージェント
公式サイト | リクルートエージェント |
非公開求人 | 100,000件以上 |
対象エリア | 全国 |
リクルートエージェントもトップクラスの転職エージェントです。非公開求人は10万件以上とこちらも国内トップクラスの非公開求人数を誇ります。
リクルート系列の求人は求人の質が高く、多くの人が年収アップに成功しています。
3.BIZREACH(ビズリーチ)
公式サイト | 選ばれた人だけの会員制転職サイト BIZREACH |
非公開求人 | 68,000件+α |
対象エリア | 全国 |
非公開求人のメリット・デメリットまとめ
非公開求人は会員登録しなければ見えない求人のことで、会員登録するだけで選択肢が大きく広がります。
- 年収アップしやすい!
- 待遇が良い求人が多い!
- 大手・優良企業が多い!
デメリットは
- 採用人数が少ない
- 条件付きの求人がある
とはいえメリットのほうが多い非公開求人!是非皆さん非公開求人をうまく活用して転職活動に取り組んでみてください!
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