サービス業に興味があり、中居さんやホテルマンなどへの憧れがあった私はホテルや旅館、リゾート、飲食店などを経営しているグループ会社を受けました。
まずは合同企業説明会に参加し、業界の様々な話を聞くにつれ、漠然とした憧れだったものが、目指したい目標に変わりました。
私が受けた企業は面接は4次選考までありました。1次は書類、2次と3次は趣旨や人数などは違いましたがグループ面接、4次は人事のトップの方との一対一の面接でした。
面接スタート!最初は集団面接
2次の集団面接は、人数は6人ほどで、質問に答えていくのは挙手制でした。
直接、業界に絡むような質問や、個人の志望理由を問う質問はなく、自分なりの考えを述べることを求められるものが多かったです。そのため中には哲学的な質問もありました。
印象に残っている質問は例えば、「大人になるってどういうことだと考えるか」「社会に出るっていうことは?」などです。
また、そのあと同じグループでの座談会のような場が設けられていました。グループ会社内の様々なポジションの方が、グループに一人つき、質問をしたり自由に意見を交わしたりできるようになっていました。
2次面接は無事合格!3次面接
3次面接は3人で受けるようだったのですが、私以外の二人が当日辞退したために、急遽そのまま、面接官と一対一となりました。
面接官がこの日たまたま、最終面接となる4次でお会いするはずの人事のトップの方だったので、異例だとは思いますが、最終面接を2回受けたような形でした。
3次面接では、志望理由や、これまでの取り組みなどを聞かれました。
最終4次面接
4次面接はもっと私のパーソナルな部分を掘り下げるものでした。
面接というより相談させていただいているような感覚でした。二度お会いしていることもあってか、私の就職への悩みや迷いを見抜かれており、「ここはしっかり考えた方がいい。」「私には迷っているように見える。」とアドバイスまで頂きました。
人を育てる方がいる組織だと感じました。
そして、その場で「あなたを採用したいと思っているから、内定は出すけれど、気持ちに整理をつけて来てほしいから」と、私に内定辞退の猶予期限を設けてくれました。これには驚きました。
こうして後日書面でも改めて内定をいただきました。
ですが考えた結果、辞退をさせていただきました。
一人の人として就活生に向き合うスタンスのある面接で、自分がやりたいことを改めて考えさせてくれるきっかけとなり、就職活動を再スタートさせてくれました。
今でも感謝ししています。
素晴らしい選考と人事担当者
ホテル業界は「おもてなし」や「ホスピタリティ」が特に問われる業界ですので、優秀だけど迷いがある方に釘を刺すつもりで「内定辞退の猶予期限」を与えたのではないかと思われます。
「内定辞退後も感謝できる程の経験」をさせてくれた人事担当者は素敵ですね。この企業の面接に参加してみたいものです!
体験者様のおすすめ!
内定辞退の猶予をくださった担当の方に指摘されたとおり、本来はたいした憧れでもなかったことが、就職活動という環境に身を置いたことにより「これが自分のやりたいこと仕事なんだ」と錯覚してしまったのだと思います。
自分の将来的なビジョンを明確にするために一から自己分析を行い就職活動に取り組み再スタートしました。
私のように中途半端な憧れによって「これがやりたいことなんだ」と思い込んでしまっている人も多いと思います。そういった方は将来的に後悔しないようにしっかりと自己分析をすることをお薦めします。
私が再スタートするにあたり使用したのは「Future Finder」です。精度も高く自分の気づかない点も診断結果にでますので、本当にしたいことが見えてくると思います。