私は福祉系大学院修士課程を修了後、某大学の助教として勤務をし始めて5年になります。
大学教育の現場で働くためには、もちろんその大学の方針や採用したい人物像があるにしても、面接や模擬授業などで一定のインパクトを、面接官らに与えないと当確は得られないと考えられます。
私自身、就職活動では面接でどのように他者と差別化を図るかに主眼を置いて活動してきました。また、他者のこういった体験談が私の就職活動にも大いに役立ったので、ここに少しでも皆さんのお役に立てればという思いで、私の就職体験談、特に面接に焦点を当てたものをまとめていくことにします。
主な面接での質問内容
私が勤めている大学の面接では主に次のようなことを問われました。
- 「大学教員として何を一番大切にしたいと考えているか。」
- 「大学院で何をメインに研究してきたのか。」
といった問いや、やや珍しいかなと感じたのは「大学教育といわゆる地域社会をどのようにリンケージすると良いと考えるか。」という問いもありました。
大学教員として一番大切にしたいことは「一般化された事柄だけではなく、生徒のニーズベースで講義を提供すること。座学だけではなく、実習など実学を豊富に教育の中に取り入れること。」と回答し、大学院でメインにしてきた研究は、自分の修士論文のサマリーを説明しました。
また、大学教育と地域社会に関する問いでは、
「福祉系大学ということで、例えば大学がある地域に学生らによるボランティアセンターを立ち上げたり、地域のイベント、例えばお祭りなどに大学として参加するようなアプローチが、地域社会と密につながるためには必要でしょう。」
と答えました。もちろん、質問の回答に正解はありません。
しかしながら、私の回答は面接官らに一定のインパクトを与え得たようです。大学助教の内定をもらったことが、それを如実に表しています。
私自身、面接のイメージトレーニングや、大学院で数多くの論文セッションなどをこなしてきたため、大切な就職面接の場面でも慌てることなく、良質な言語化ができたのだと思います。
以上、私の就職活動における面接体験談についてまとめてみました。少しでも皆さんの今後の就職活動などの参考になればと思います。