転職をする際の入社条件は非常に重要です。
働きやすさや待遇など自分の理想とするキャリアプランを実現させるためには転職先への入社条件というのは非常に大切になってきます。その中でも特に重要なのが給料(年収)です。
中途採用の場合、内定前に給料交渉を行い自分が納得した給料で働くことが一般的です。できれば
と思いますよね。そこで今回は「企業との給料交渉を成功させる3つのテクニック」をご紹介いたします。
給料交渉するための準備
まずは給料交渉するための基盤をしっかりと作りましょう。給料交渉する前にしっかりと準備しておきたい点は
- 相場を知る
- スキルを知る
- 実績を知る
の3つです。
給料交渉する上で業界や職種の「平均年収」を知っておく必要があります。相場の給料を知らない状態で給料交渉すると「業界を把握していない人材」と捉えられかねません。最低限業界・職種の平均年収は調べておく必要があるでしょう。
当然ですが自分のスキル・経験もしっかりと把握しておく必要があります。自分には何ができて、どういった実績があるのかを明確にしなければ企業にアピールすることができません。
事前に自己分析を行い、自分のスキルや実績を整理しておくことが必要です。
最低限の給料と理想の給料を明確にしよう!
給料交渉に望むに当たってもう一点重要なのは、
- 最低限の譲れない給料(年収)
- 理想の給料(年収)
を明確にすることです。
最低限のラインを決めることはそもそもの求人選びの基準にもなりますし、「理想の給料とまでは行かないが、最低限のラインはクリアしているので入社をしよう!」など、入社の判断基準にすることができます。
理想を追いかけることは重要ですが、最低限のラインを決めておくと余裕を持った給料交渉ができるようになります!
年収アップを成功させる「3つの給料交渉テクニック!」
給料交渉前の下準備をしっかりと行ったらいよいよ給料交渉です!給料交渉に使えるテクニックは主に3つあります。
【テクニック1】ドアイン・ザ・フェイス
ドアイン・ザ・フェイスとは心理テクニックのひとつで、一度大きなお願いをしてみて、次のお願いを低くすると相手が要求を飲みやすいというものです。
例えば
といったように最初に要求する金額が大きければ、後から提案した金額が小さく見えます。これがドアイン・ザ・フェイスの心理交渉術です。
あとから伝える小さい金額は自分の希望する給料額を設定しましょう。あまりにも大きすぎる要求だと「相場が分かっていない・図々しい」などと思われてしますのでほどほどに・・
【テクニック2】職務経歴書などの実績は数字を交え分かりやすくする
履歴書や職務経歴書は転職活動に欠かせないものですが、文章だけですとイマイチ説得力がありません。そこで履歴書には数字をおりまぜて分かりやすい資料にしておきましょう。
数字を折りまぜるだけで受け取る側の印象は大きく異なります。例を見てみましょう。
- ○○部署 営業成績第1位
- ○○部署 成績50人中1位 売上げ(200万/1ヶ月)(社員平均売上げ 80万円)
上記の例はどちらも同じ人ですが、数字を入れるだけで具体的にイメージできるようになり、実績を伝えやすくなります。
特に社長や経営幹部は数字を気にします。履歴書や職務経歴書も気を抜かずに誰が見ても分かるよう作成しましょう。
【テクニック3】企業の条件も飲む
給料交渉に限らず交渉ごとは相手の要求を飲むことも非常に重要です。相手の要求は一切受け付けず、自分の要求だけ押し付けてはせっかくの給料交渉がうまくいきません。以下でNG例を見てみましょう。
企業の要求にまったく答えない場合は、企業も要求に答えてくれません。お互いに譲り合い・条件を飲みあいながら給料交渉を行いましょう。
インセンティブやボーナスには注意!
営業職のようにインセンティブがつく職種の場合だと
と言われるケースがあります。
仕事で頑張って結果を出すことは非常に重要ですが、【未確定要素】であるインセンティブやボーナスは持ち出して給料交渉することはよくありません。
「基本給ベース」や「年俸ベース」で話を給料交渉を行いましょう。
給料交渉は転職エージェントに任せてみる
転職時の給料交渉に使えるテクニックを3つご紹介いたしましたが、給料の話を切り出しにくいという求職者もたくさんいらっしゃいます。
そういった方は転職エージェントを利用することで問題を解決することができます。
転職エージェントは事前に伝えた希望条件で企業を探してくれ、さらに給料交渉・条件交渉を行ってくれるので年収アップに成功する方が非常に多いです。
大手転職エージェントDODA(デューダ)に年収アップに関するデータがありましたので見てみましょう。
年収アップ額の平均
平均年収アップ額 | 56.7万円 |
---|---|
最大アップ額 | 440万円 |
利用者平均年齢 | 31.1歳 |
平均年収(転職前) | 417.1万円 |
転職回数 | 0.8回 |
転職エージェントを利用することで多くの人が転職に成功しています。
転職エージェントは求職者の職歴やスキルを見て市場価値が高いか低いかを見極めることができます。自分ではたいしたことないと思っていても、市場価値が高い場合は交渉が成功しやすく大きな年収アップも可能となります。
20代の利用者が年収アップ成功率が高い。
転職で年収アップと聞くと30代~40代のミドル以上の転職のイメージが強いですが、DODAによると一番年収アップ成功率が高いのは20代後半が多いようです。
- 1位 28歳
- 2位 29歳
- 3位 27歳
年収アップ額は平均52万円ですが、年収アップ成功率でいうと20代後半が一番高いです。
20代でも積極的に給料交渉していくことで転職を成功させることができます。
30代~50代は年収アップ額が高い!
20代の後半は年収アップ成功率が高かったですが、30代以降は年収アップ額が高くなります。
グラフを見てみると20代後半をピークに年収成功率はさがるものの、成功したときの年収アップ額は上がっていきます。
45歳以上の方になると年収70万円以上アップと年収が大きく上がっています。
転職エージェントでは給料交渉前の前準備(業界分析・自己分析)も行ってくれますので、年収アップしたい方にはおすすめいたします。
給料交渉に強い転職エージェント
転職エージェントもたくさんありますが、転職エージェントにも給料交渉が得意な会社が存在します。代表的な会社2つご紹介いたします。
1.リクルートエージェント
公式サイト | 【リクルートエージェント】 |
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求人数 | 170,000件以上 |
対象者 | 20代~50代 |
対象地域 | 全国 |
拠点数 | 北海道・宮城県 関東(東京都・千葉県・神奈川県・栃木県・埼玉県) 中部(静岡県・愛知県) 関西(京都府・大阪府・兵庫県) 中国・四国(岡山県・広島県) 九州(福岡県) |
非公開求人が100,000件以上! |
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給料交渉をしっかりと行ってくれる! | |
土日・祝日OK!平日は20:00以降でも相談可 | |
会員無料コンテンツが充実している | |
全国の拠点数がエージェントでNo.1 |
転職成功率No1のリクルートエージェント。
転職成功者の多くが年収アップに成功しており満足度が非常に高いです。もともとの求人の質が高いということもありますが、リクルート系列なので交渉力があるというのも大きなポイントです。
給料交渉を考えている方は必須のエージェントです。
2.DODA(デューダ)
サイト名 | DODA(デューダ) |
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非公開求人数 | 130,000件以上 |
対象地域 | 全国(10拠点) |
非公開求人が多い | |
業界業種に制限がない | |
毎週3,000件以上の優良求人 | |
交渉力が高い | |
円満退社までケアしてくれる |
先ほど年収アップデータをお見せしたようにDODA(デューダ)も給料交渉に強いエージェントです。
求人情報も10万件以上あり、数多くの企業から待遇の良い会社を選べる点も特徴です。
【年収アップ】転職時の給料交渉3つのテクニックまとめ
給料交渉をする際には自己分析・業界分析をしっかりと行い、交渉時には
- ドアイン・ザ・フェイス
- 職務経歴書などの実績は数字を交え分かりやすくする
- 企業の条件も飲む
の3つを心かげて給料交渉してみましょう!
給料交渉は一人では難しいため、なるべく実績のある転職エージェントにお願いすることをおすすめします!