大学時代の就職活動時の話です。
就活も終盤にさしかかり、1社も内定をもらえずにとても焦っていました。
最後の望みをかけた銀行の面接だったのでとにかく必死でした。
とある地方銀行の試験は午前中に筆記試験、午後から2種類の面接という過密スケジュールで、筆記試験が終わった昼の時点でフラフラでした。
面接1つ目は集団面接で、8人で輪になり受験者だけで与えられたテーマについて討論するというものでした。
テーマは「今までで一番つらかった出来事。」まさかのネガティブテーマに驚きました。
話し出す人がおらず・・
みんなおそらく前向きなテーマを想定していたでしょうか?なかなか話し出す人が出ず、チャンスとばかりに私は勝手に議長気取りで指名を始めました。「何かつらい経験や思い出がある人はいますか?○○さんはどうですか?(名札をつけていたので)」など、人に話させてその間に自分の話す事を考えていました。
「つらかった出来事は」ネガティブなテーマではありましたが、実は私にとってはうってつけのテーマでした!
私は高校を中退し(馴染めず引きこもり)、大検を取って大学に行ったという経験があったので、かなりアピール出来たんじゃないかと思います。
そのエピソードのおかげで受験者はもちろん面接官もかなり興味をもったように感じました。
今では引きこもっていたなんて思えない程ふっきれて明るい性格になっているので意外性があったのだと思います。
集団面接で最後はつらい
2つ目の面接も応募者3人での集団面接で横に並び、順番に答えていく形でした。
私は3人目になってしまったので、前の2人の優等生回答を聞いた後に答えるという厳しい状況になりました。
今回は志望動機や学生時代に力を入れたこと、入社後にやってみたいことなど、ごくありふれた質問だったので余計に3人目はきつかったです。
なんとか回答することができましたが、手ごたえとしては微妙でした。
結果は?
幸いにもこの試験は受かり、数日後ついに最終面接を受けることになりました。
社長、人事部長面接です。最終面接は面接というより、会話という感じでした。
前回の面接時の私の引きこもりエピソードについてや率先して議長ポジションを務めたことを評価してくれたようで、そのことについて話しただけで、質問されて答えるというよりほんとに会話をして終わりました。
そしてなんとか内定を頂きました!!
なんとかギリギリで内定をもらえて本当にうれしかったです!
ネガティブテーマを話せる強さ
多くの人はつらかったことは思い出したくもないですし、人前で発表したくないのが普通です。
今回の体験者の方は「ネガティブテーマ」にも自信を持って回答したことで、つらかったことを乗り切ったタフな人材であると非常に高い評価を得たのだと思います。
ネガティブテーマである「つらかったこと」を話したくない気持ちはあると思いますが、面接では回答できる範囲で回答し、乗り越えた経験まで回答することが重要です!
※回答するために自己分析は必須です!
【6月からはじめる!】内定率が上がるエントリーシート(ES)対策!
だからこそ悩むエントリーシートですが、何度も書き直したり、やり直している方は人気企業に内定した人のエントリーシートを参考にしてみてください。
キャリアパークでは銀行・商社・外資・大手ITなど業種問わずに実際の内定者のエントリーシートが今だけ無料でダウンロードできます。
※大学生向けですので転職対策をされている人に合わないかもしれません。
こうした無料ツールも積極的に活用し就職・転職活動を乗り切りましょう!