ブライダルやホテル、レストランを経営している企業に面接をした際の話です。
面接は経営しているレストランの大広間で行われました。
いわゆるグループディスカッションで、1チーム10人ほどに分けられ、まずはそれぞれ簡単に自己紹介を済ませました。
そこでグループディスカッションのテーマが発表されたのですが、そのテーマが『夏と冬、どちらが恋が芽生えるか』というテーマでした。
10対10の討論
独特すぎるグループディスカッションのテーマで、少し周囲もざわざわしたりしていましたが、このテーマを他のグループを相手としたチーム対チーム(10対10)で討論してくださいといわれました。
それぞれAチームは夏だと思う立場で、対するBチームは冬の立場でという条件でスタートし、ルールとしては
- 相手の意見を尊重すること
- 発言は順番ではない
- とにかく大きな声で目立った人が意見を述べられる
という少し独特なルールでした。
制限時間は10分程度だったと思いますが、次々と意見が飛び交って大盛り上がりでした。お互い向かい合って話し合うのですが、人数が多かったため迫力がありました。
「夏ならイベントが花火大会やプールなど、イベントが多い」
「冬はバレンタインがある」
「水着や浴衣など普段見られない姿にドキっとする」
「寒いから温もりを求めて触れあう機会が多い」
などなど、本当にいろんな意見が出ました。
なかには、両チームが唸るほどの意見が出たり、それは無理があるといったものもありましたが「相手の意見を尊重する」というルールがあったので気持ちよく思い切り意見を交わせたと思います。
立場を入れ替え再討論
制限時間が終了した後、メンバーはそのままで次は両チームの立場を入れ替えて再び討論してください、との指示がありました。
相手チームが言った意見をさも自分が思い付いたように言う人もいれば、新たな意見を考える人もいました。各団体ごとに採用担当者が一人付いていましたが、どこをどう評価していたのかはさっぱり分かりません。
なにせ必死だったもので、誰を観察していたのかも分かりません。ブライダルに力を入れている企業だったので、提案力を測っていたのかもしれません。
結果、不合格の通知が来ましたが、あれほど白熱してかつ変わった選考方法は、後にも先にもあの企業だけでした。
アイディアと提案力
ブライダル業界はお客様の無理な要求に答えなければいけないという会社も多いので、独特なテーマで自分の独創性やアイディアをいかに出すかを見られていたのではないでしょうか。
さらにルールも声が大きい人が優先という少し体育会系な印象を受けますが、提案力や大勢の中でも発言できる能力も合わせてチェックしていたのだと思います。
こうした変わったテーマのグループディスカッションでの選考は、企業によって合格・不合格の基準がまちまちですので、あまり考えすぎず
思い切って自分の考えを発表することをお薦めします!
【6月からはじめる!】内定率が上がるエントリーシート(ES)対策!
だからこそ悩むエントリーシートですが、何度も書き直したり、やり直している方は人気企業に内定した人のエントリーシートを参考にしてみてください。
キャリアパークでは銀行・商社・外資・大手ITなど業種問わずに実際の内定者のエントリーシートが今だけ無料でダウンロードできます。
※大学生向けですので転職対策をされている人に合わないかもしれません。
こうした無料ツールも積極的に活用し就職・転職活動を乗り切りましょう!