私が新卒の時に就活を受けた大手広告代理店の面接がとても変わった選考方式でした。
結果的に私は最終選考まで受かり内定をいただくことができましたが、面接時に受けた印象でとてもその企業に入っていってやっていける自信がありませんでしたので、内定は辞退させていただきました。
その選考をまとめていきたいと思います。
選考方法
一次面接はグループディスカッション、二次面接は集団面接と特に何の変哲もない形式だったのですが、三次面接の集団面接の際に一風変わった方法での面接を経験しました。
最初は面接官2人に対し就活生5人でのオーソドックスな面接形式だったのですが、途中で片方の面接官が席を立ち
「今から隣の部屋で順番に個人面接を行います。名前を呼ばれた方は横の部屋に来てください」
と言ってきたのです。
恐らくその場の就活生も全員が初めての経験だったのでしょう、動揺の色が見られました。
そして横の部屋での個人面接の内容は
「今一緒に集団面接を受けている他の就活生の中で、あなたが面接官なら誰を次の面接に進ませますか」
というものでした。
意外な質問に頭が真っ白に・・
就活生自身が他の就活生の面接をするような感覚でどう答えるべきなのか、どんな論点で候補者を選ぶのが正解なのかが全く分かりませんでしたので、かなりテンパったことを覚えています。
結局私は1人の就活生を推したのですが、それに対しても「それはなぜ?」と質問の嵐です。
おそらく会社に適性のある人間をちゃんと見極めることができているか、そもそも周りの話に耳を傾ける余裕があるのかといったようなことを見られていたのではないかと思います。
部屋を出る際に
「この面接の内容はみんなに話さないでね。選考期間が終わるまでできればネットにも書かないでほしい」
と言われたのでどこにも情報は出しませんでしたが、集団面接終わりにみんなで帰る時に
「自分は誰かから選ばれているんだろうか。その有無がどこまで影響するんだろうか」
ということで頭がいっぱいでしたし、他のみんなも同様だったと思います。
私が今までで受けてきた中で一番変わっていて印象に残っている選考方法です。
広告代理店らしい選考方法
恐らく見られているポイントとしては、
- 集団面接の場でしっかりと人の話を聞いているか。
- 評価した人物の内容が的確か。
- そもそも自社の求める人物像を理解しているか。
など結構多くのことが分かります。
ほとんどの企業でされることはないと思いますが、集団面接の場では人の話をしっかり聞くことができるくらいの余裕は必要ですね。
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