私は関西の生まれで学生のころから小説など、読書が趣味で、そんなことに携える仕事につけたらいいなって思っていました。
でも編集関係の仕事となると、東京に行かなくてはならない。
私は関西から出たくなかったのです。
そんなとき大阪で出版や編集の仕事をしている企業を見つけ奮って応募しました。
雑誌の編集や、グルメサイトのまとめ、旅行サイトのまとめなどを事業展開している企業でした。
面接には好きな本を1冊
書類選考は特になく履歴書を送ると即面接に呼ばれました。
そのとき「好きな本を一冊もってくるように」と言われました。
さすが編集系の企業!なんだかうきうきしました。
私は乙一という作家の小説が好きでしたので、その方の本を一冊持って面接に臨みました。
面接官は一人で若い女性でした。
簡単な自己紹介をしたあと、早速その持って来た本についての質問が始まります。
「その本の簡単なあらすじを教えてください」「その方のほかのおすすめの本を教えてください」「その本の感想を述べてください」
など事前に聞かれるだろうと思っていた質問だったので難なく回答できました。
さすが雑誌編集会社での質問
しかしそこから思ってもいない質問が始まります。
- 「その方の経歴を教えてください」
- 「その方の生年月日を教えてください」
- 「その方が今執筆しているのか、いつ新刊がでるのか、教えてください」
さすがに私はこの作家の追っかけをしているわけでなかったので、そこまでは知らずきちんと答えられませんでした。するとその面接官が
「本当に好きな作家なら、そのすべてを知りたいと思いますよね?」
と言われました。
そこまで好奇心をもって臨まないと駄目だと言いたかったのか、これは悪い印象を与えてしまったなと心落ちしました。
しかしその後はその面接官の好きな作家を教えてもらい、面接というより小説の話で盛り上がり面接自体は楽しく終了しました。
結果は・・・
結果は合格。
特に二次面接もなく、その場で内定を頂きました。
しかしそゆくゆくは東京での勤務も出てくるということでしたので、残念ながら断りましたが、自分の好きなことに携わって働けるので、頑張って入社すればよかったなって今でも思っています。
読書は好きですか?好きな本は何ですか?の上を行く質問
さすが雑誌編集社の面接です。
内容はマニアックすぎてストーカー一歩手前くらいの質問ですが、「それくらいのマニアックさじゃないと好きとは言わない!」ということでしょうか。
雑誌編集社を希望されている方は、好きな本の詳細はもちろん、作者のことも知らべておきましょう!
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